一般社団法人富山県臨床検査技師会

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珈琲ブレイク 2024年2月<超絶技巧の数々>

2024.02.01

超絶技巧の数々

 

あっしは手先が不器用

 

 富山水墨美術館で2月4日まで開催されている、「超絶技巧、未来へ!明治工芸とそのDNA」を見に行ってきました。

 木からできているとは思えないグローブとボールの作品(前原冬樹 作品名:《一刻》グローブとボール)、見た目は金槌だが実は麻布と天然漆で作られている作品(彦十蒔絵 若宮隆志 作品名:金槌)など、画期的な発想と緻密で繊細な作業によって生み出された作品の数々がズラリと並んでいました。作品を見て解説を読むたびに“おーっ”と驚きました。

 特にその中でも、大竹亮峯 さんの《月光》はテレビで見て以来、本物を見てみたいと思っていた作品でした。《月光》は木彫りの花器と鹿角を使った月下美人の花弁で構成されています。普段は花が閉じていますが、作品の裏にある花器に水を注ぐことで、花弁がゆっくりと開き、花が開くしかけになっているのです。開花する様子は見られず残念でしたが、白く輝く美しい開花した月下美人が見られて良かったです。

                  

 さらなる高みへと、受け継いだ技を研鑽し続ける姿勢に深い感銘を受けるとともに、自分もその姿勢を見習っていければと思いました。

 最後に令和6年能登半島地震で被災された地域の皆様の安全と、早い復旧を祈念しております。

 

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